「キーボードを打つ手が疲れた」
「もっと直感的にMacを操作したい」
そう思ったことはありませんか?
実はMacの音声関連機能には、「音声入力」「Siri」「音声コントロール」の3つがありますが、本記事ではなぜ「音声コントロール」が「最強」なのか、そしてどう使えばテキスト入力が劇的に変わるのかを、実体験ベースで丁寧に解説します。
この記事を読み終える頃には、タイピングのストレスから解放され、あなたのMacでのテキスト入力スピードと快適さが劇的に向上しているはずです。
Macの音声機能 3大比較
Macの3つの音声機能「音声入力」「Siri」「音声コントロール」は、それぞれ異なる目的を持っています。テキスト入力の効率化を求める場合、その適性は一目瞭然です。
| 機能名 | 主な役割 | テキスト入力への適性 | 継続的な入力 |
|---|---|---|---|
| 音声入力 | 一時的なテキスト入力 | 〇 (標準的) | ✕(途切れやすい) |
| Siri | 情報検索、タスク実行 | △ (不向き) | ✕ |
| 音声コントロール | システム操作と高精度入力 | ◎ (最強) | ◎(途切れ知らず) |
「音声入力」の限界
「音声入力」(ディクテーション機能)は、キーボードでショートカットキーを押して起動させる必要があります。また、30秒間話す声が検出されないと自動停止します。再開する場合はもう一度ショートカットキーを押す必要があります。
短いメッセージの返信には便利ですが、長い文章を入力しようとすると途中で途切れることが多く、長文には不向きです。
「Siri」の役割
「Siri」」は、リマインダー設定、天気予報の確認、アプリの起動など、タスクの実行が主な役割であり、音声入力をするためのツールではありません。
「音声コントロール」の圧倒的な優位性
「音声コントロール」は、アクセシビリティ機能として開発された経緯があり、システム全体の操作を声で完結させることを目的としています。
そのため、一度オンにすれば常時待機し、話した言葉が途切れることなく高精度でテキストに変換されます。集中力を途切れさせたくないユーザにこそ最適な機能です。
なぜ「音声コントロール」が最強なのか?
「音声コントロール」は、次の理由により単なるテキスト変換を超えた、高度な執筆環境を提供します。
- 思考の流れを止めない!「継続的な高精度入力」
- コマンドで整形も完璧!句読点・記号もスムーズに
- 間違いも声で修正!「マウスフリー」の編集体験
- 専門用語も完璧に!「用語集」で認識精度を向上
思考の流れを止めない!「継続的な高精度入力」
「音声コントロール」は「音声入力」と異なり、どれだけ長い文章を続けて話しても、途中でマイクが切れる心配がありません。頭の中で考えたことを、そのままのスピードでパソコンにアウトプットでき、タイピング速度の倍以上の効率で文章を作成できます。
しかしながら常時マイクがつながっていると言うことは、意図しない会話や環境音が取り込まれる可能性があります。
使用しない時は、メニューバーの音声コントロールアイコンやマイクのミュートボタンでオフにするように心がけましょう。
コマンドで整形も完璧!句読点・記号もスムーズに
テキストの入力だけでなく、文章の構造を決定する記号の音声入力も充実しています。例えば
- 「てん」で読点(、)
- 「まる」で句点(。)
- 「かいぎょう」で改行
これらを駆使することで、手動でのキーボード操作なしに、完成度の高い文章を作成できます。
その他記号の入力は次の記事を参考にしてください。

間違いも声で修正!「マウスフリー」の編集体験
誤認識や修正したい箇所があった場合、キーボードやマウスに持ち替える必要はありません。次のとおりにおこないます。
- 「〇〇を✕✕に修正」
- 「△△を修正」
修正候補が表示されるので”<数字>”を言います。なければ音声で入力できます。 - 「最後の単語を消去」
といったコマンドで、声だけで編集操作を完結でき、「ハンズフリー」のシームレスな作業環境を実現します。
【注意】
アプリによっては反応しない場合があります。
「用語集」は使わない方がよい
下記の記事はAppleの用語集についてのユーザガイドです。ユーザガイドでは赤丸の録音ボタンがあることになっていますが、実際の画面にはありません。(2025年12月現在)
Appleのサポートにも確認してみましたが、おかしいと言う見解でした。
そのため現在、使わないほうが無難だと思います。
「カスタムコマンド」を利用する
「カスタムコマンド」は、Mac操作を劇的に効率化する非常に強力な機能です。
単に文字を入力するだけでなく、特定の言葉を話しかけるだけで、複雑なキーボード操作やワークフローを一発で実行させることができます。
以下に、カスタムコマンドの主な特徴と、設定しておくと便利なショートカット(コマンド例)を整理しました。
カスタムコマンドの主な特徴
カスタムコマンドを作成する際、Macに実行させることができるアクションは主に以下の5種類です。
- テキストを貼り付ける
住所、メールアドレス、定型文などを、一言で瞬時に入力できます。 - キーボードショートカットを押す
Command+C(コピー)のような単純なものから、3つ以上のキーを使う複雑なショートカットも音声に割り当てられます。 - 特定のアプリやファイルを開く
よく使うフォルダやアプリを声だけで起動できます。 - ショートカット(App)を実行する
Apple純正の「ショートカット」アプリで作成したワークフローを実行できます(これが最も強力です)。 - アプリケーションごとの制限
「保存」というコマンドを、アプリで別の動作にすることや特定のアプリを使用している時だけ有効にすることができます。
「音声コントロール」設定方法
音声コントロールは、音声入力のほかにMacを音声で操作できる機能です。これにより、マウスやキーボードを使わずにMacの操作を行えます。特に、手や指を使えない状況でも便利で、身体的な制約を持つユーザーにも大きな助けになります。
具体的には、「アプリを開く」「クリックする」「スクロールする」などのアクション操作を音声でおこなうことができます。
ただ、テキスト入力は音声で行うのは非常に効率化を図ることができますが、アクション操作を音声でおこなうことは、キーボードやマウスでやった方が素早くできることが多いので、どどここまで音声でやるかは見極めるべきです。
音声コントロールの設定方法
- Appleメニュー()> 「システム設定」> 「アクセシビリティ」> 「音声コントロール」> 「音声コントロール」をオンにする。
- 同じ画面で「言語」を「日本語(日本)」に選択
- 「マイク」を使っているマイクに選択
- 「ヒントを表示」をオン
- 「コマンドが認識されたときにサウンドを再生」をオン
- 「オーバーレイ」で「なし」を選択
- 「操作がなければオーバーレイをフェード」をオフ
- 「音声コントロールチュートリアル」の「チュートリアルを開く…」をクリック
- 「アシスティブボイスの改善」をオフ
- 「コマンド…」をクリック
既存のコマンド(基本ナビゲーション)をクリックすると使い方がわかります。
カスタムコマンドを作ってみてください。 - 「用語集…」使用しない。
以上はあくまで私の設定ですので、適時確認のうえ変更してください。
話した言葉が、Macに登録されている「正規のコマンド」と少し違っていたり、Macが「コマンドなのか、ただの独り言(テキスト入力)なのか」を迷ったりした時に、画面上に「もしかして、このコマンドのことですか?」と候補を表示してくれる機能です
画面上のクリック可能な場所や特定のエリアに、「番号」や「枠(グリッド)」を映像として重ねて表示する機能
| 設定値 | 画面の見た目 | 機能・特徴 |
|---|---|---|
| なし | 通常通り (何も表示されない) | 【基本はこれ】 必要な時だけ「番号を表示」などと言って表示させます。画面が一番見やすい状態です。 |
| 項目番号 | 数字のタグ (すべてのボタンの横に番号が出る) | 【効率重視】 「保存」などの名前を言う必要がなく、「5をクリック」のように番号だけで操作できます。コマンド名を覚える必要がありません。 |
| 項目名 はいはい | 名前のラベル (すべてのボタンの横にテキストが出る) | 【学習・確認用】 アイコンだけのボタンや、名前が不明なボタンに対して、**「Macが認識している正しい名称(話しかけるべき言葉)」**を表示します。 |
| 番号付き グリッド | マス目 (画面全体が分割される) | 【位置指定用】 ボタンがない場所をクリックしたり、ドラッグ&ドロップなどのマウス操作を細かく行いたい時に使います。 |
画面上に表示される音声コントロールのガイド(オーバーレイ)を、一定時間操作がない場合に自動的に薄く(フェード)表示させるための設定です。
音声でのMac操作(クリック、スクロール、文字入力など)を、実際に画面上で練習しながら覚えることができる対話型の学習ガイドです。
これは実際に操作することによって、「音声コントロール」の使い方をマスターすることができます。絶対にやったほうがいいですよ。
Appleがユーザーの匿名化された音声認識データを収集し、それを利用して音声コントロールの認識精度を向上させるためのオプション設定です。
オンにするとシステムで音声データを利用することになります。音声認識を改善するためにユーザーの発声が学習される一方で、プライバシーを懸念する場合は、オフにすることもできます。
特定の音声フレーズに対応づけられた特定の操作を実行させるための設定です。既存のコマンドとシステムコマンドがあります。
「音声コントロール」メニューアイコン
Macの画面右上にある「音声コントロール」メニューアイコンをクリックすると、次のようなメニューウインドウが開きます。

ここで重要なのは「モード」です。次のようなケースが発生したらモードを切り替えてください。
「コマンドを言ったつもりが文字が表示された。」
「文字入力したつもりがコマンド操作が行われた。」
音声コントロールの「モード」は、あなたの発話をテキスト入力として解釈するか、操作コマンドとして解釈するかをMacに指示するものです。このモードを切り替えることは、誤認識を防ぎ、作業効率を大幅に向上させるために非常に重要です。
音声コントロールの使い方
テキストを音声で入力するには、入力したいテキストボックスなどにカーソルを合わせて言葉を話します。
記号入力は次の記事を参照してください。理解しやすい言葉になっていますので」、問題なく覚えられると思います。
記号入力は「音声入力」も「音声コントロール」も同じだと思います。

「音声コントロール」コマンドの使い方
「音声コントロール」コマンドはボタンをクリックするなどのアクション操作です。「音声入力」にはない独自の機能になります。
まずは。「音声コントロール」の設定が完了していることを確認してください。
番号表示
“番号表示” と言うとアクティブウィンドウの各ボタンなどに番号が割り振られます。表示された番号を言うと、そのボタンなどが実行されます。
番号表示を消したい場合は”番号非表示” と言うとすべての番号が消えます。
最初から番号を表示したい場合は、音声コントロールの設定画面で「オーバーレイ」をオンにします。
グリッド表示
“グリッド表示” と言うと画面全体に番号が割り振られます。
続いて番号を言うとその部分が細かく分割されそこにさらに番号が割り振られます。
ボタンなどをクリックしたい場合はグリッド表示によってボタンを割り当てて、”<番号>クリック“と言えば音声でクリックすることができます。
テキストの編集
テキストの編集はアプリによっては、まだ動作が異なったり発生したりします誤変換が発生したりします。最初はメモアプリやテキストエディターで行ってください。
現実的にはキーボードやマウス操作で行った方が堅実です。
カーソルの移動
- “<文字列>の前(後)に移動“
- “3行前に移動”
- “2単語右に移動”
- “3文字左に移動”
- “最初に移動””コントロールの前に移動” と言うと「コントロール」が2つあるので、それぞれに番号が割り振られます。移動したい先の番号を言います。するとその番号の前にカーソルが移動します。
例文
「音声コントロールのコマンドを覚えるのは楽しい。
新しい発見がいくつもある。
必ず音声コントロールをマスターしてみんな話したい。」
テキストの選択
- “<文字列>を選択“
- “全体選択”
テキストの削除
- “<文字列>を削除”
テキストの修正
- “<文字列>を修正”
- 修正候補が表示されるので”<数字>”を言います。候補がなければ修正後の言葉を音声で入力します。
誤変換があった場合に使えます。
「を」を忘れると文字入力になってしまいます。
書式設定
- “<文字列>をボールドにする”
- “<文字列>にアンダーラインを引く”
遅延
音声コントロールを長時間利用すると、音声認識の履歴やキャッシュがメモリに蓄積していきます。Macのシステムリソースが徐々に圧迫されて、処理速度が低下します。
改善策(お勧め順)
- 音声コントロールの再起動(OFF→ON)
- 別のマイクに切り替え
- Macの再起動
- アクティビティモニタを開いて、「com.apple.SpeechRecognitionCore.speechrecognitiond」を終了または強制終了してみる。
Macで動いているアプリや裏側の処理(プロセス)を一覧で確認し、CPU・メモリ・ディスク・ネットワーク・バッテリー負荷などの原因を調べたり、必要に応じて終了/強制終了できるmacOS標準のユーティリティです。
「com.apple.SpeechRecognitionCore.speechrecognitiond」を終了または強制終了するには次の通りおこないます。
- Finderから次のとおり開きます。
アプリケーション → ユーティリティ → アクティビティモニタ - メモリー使用割合(%CPU)を大きい順に並べ替える
- 「com.apple.SpeechRecognitionCore.speechrecognitiond」があれば選択して、画面左上部に
- 「終了」か「強制終了」をクリック
FAQ(よくある質問)
まとめ
「音声コントロール」は、キーボード入力の限界を遥かに超える、革新的な高精度入力体験を提供してくれます。思考が途切れない継続入力、声だけの編集機能は、一度体験すれば手放せません。
しかし、正直に言いましょう。まだ完璧ではありません。アプリによっては動作が不安定だったり、長時間使用による遅延が発生したりすることもあります。特に複雑なアクション操作は、まだマウスやキーボードの方が速い場面もあります。
それでも私が使い続けるのは、思考を止めずに文章を生み出せる時間が圧倒的に増えたからです。完璧さを求め過ぎるとストレスになりますが、文字入力を助けてくれる相棒と考えると、一気に頼もしい存在になります。
すべてを任せる必要はありません。使えるところだけ使えばいいのです。まずは「音声コントロール」をオンにして、一文話してみてください。その小さな一歩が、あなたの作業スタイルを確実に変えてくれます。
「キーボードを打つ手が疲れた」
「もっと直感的にMacを操作したい」
そう思ったことはありませんか?
実はMacの音声関連機能には、「音声入力」「Siri」「音声コントロール」の3つがありますが、本記事ではなぜ「音声コントロール」が「最強」なのか、そしてどう使えばテキスト入力が劇的に変わるのかを、実体験ベースで丁寧に解説します。
この記事を読み終える頃には、タイピングのストレスから解放され、あなたのMacでのテキスト入力スピードと快適さが劇的に向上しているはずです。
Macの音声機能 3大比較
Macの3つの音声機能「音声入力」「Siri」「音声コントロール」は、それぞれ異なる目的を持っています。テキスト入力の効率化を求める場合、その適性は一目瞭然です。
| 機能名 | 主な役割 | テキスト入力への適性 | 継続的な入力 |
|---|---|---|---|
| 音声入力 | 一時的なテキスト入力 | 〇 (標準的) | ✕(途切れやすい) |
| Siri | 情報検索、タスク実行 | △ (不向き) | ✕ |
| 音声コントロール | システム操作と高精度入力 | ◎ (最強) | ◎(途切れ知らず) |
「音声入力」の限界
「音声入力」(ディクテーション機能)は、キーボードでショートカットキーを押して起動させる必要があります。また、30秒間話す声が検出されないと自動停止します。再開する場合はもう一度ショートカットキーを押す必要があります。
短いメッセージの返信には便利ですが、長い文章を入力しようとすると途中で途切れることが多く、長文には不向きです。
「Siri」の役割
「Siri」」は、リマインダー設定、天気予報の確認、アプリの起動など、タスクの実行が主な役割であり、音声入力をするためのツールではありません。
「音声コントロール」の圧倒的な優位性
「音声コントロール」は、アクセシビリティ機能として開発された経緯があり、システム全体の操作を声で完結させることを目的としています。
そのため、一度オンにすれば常時待機し、話した言葉が途切れることなく高精度でテキストに変換されます。集中力を途切れさせたくないユーザにこそ最適な機能です。
なぜ「音声コントロール」が最強なのか?
「音声コントロール」は、次の理由により単なるテキスト変換を超えた、高度な執筆環境を提供します。
- 思考の流れを止めない!「継続的な高精度入力」
- コマンドで整形も完璧!句読点・記号もスムーズに
- 間違いも声で修正!「マウスフリー」の編集体験
- 専門用語も完璧に!「用語集」で認識精度を向上
思考の流れを止めない!「継続的な高精度入力」
「音声コントロール」は「音声入力」と異なり、どれだけ長い文章を続けて話しても、途中でマイクが切れる心配がありません。頭の中で考えたことを、そのままのスピードでパソコンにアウトプットでき、タイピング速度の倍以上の効率で文章を作成できます。
しかしながら常時マイクがつながっていると言うことは、意図しない会話や環境音が取り込まれる可能性があります。
使用しない時は、メニューバーの音声コントロールアイコンやマイクのミュートボタンでオフにするように心がけましょう。
コマンドで整形も完璧!句読点・記号もスムーズに
テキストの入力だけでなく、文章の構造を決定する記号の音声入力も充実しています。例えば
- 「てん」で読点(、)
- 「まる」で句点(。)
- 「かいぎょう」で改行
これらを駆使することで、手動でのキーボード操作なしに、完成度の高い文章を作成できます。
その他記号の入力は次の記事を参考にしてください。

間違いも声で修正!「マウスフリー」の編集体験
誤認識や修正したい箇所があった場合、キーボードやマウスに持ち替える必要はありません。次のとおりにおこないます。
- 「〇〇を✕✕に修正」
- 「△△を修正」
修正候補が表示されるので”<数字>”を言います。なければ音声で入力できます。 - 「最後の単語を消去」
といったコマンドで、声だけで編集操作を完結でき、「ハンズフリー」のシームレスな作業環境を実現します。
【注意】
アプリによっては反応しない場合があります。
「用語集」は使わない方がよい
下記の記事はAppleの用語集についてのユーザガイドです。ユーザガイドでは赤丸の録音ボタンがあることになっていますが、実際の画面にはありません。(2025年12月現在)
Appleのサポートにも確認してみましたが、おかしいと言う見解でした。
そのため現在、使わないほうが無難だと思います。
「カスタムコマンド」を利用する
「カスタムコマンド」は、Mac操作を劇的に効率化する非常に強力な機能です。
単に文字を入力するだけでなく、特定の言葉を話しかけるだけで、複雑なキーボード操作やワークフローを一発で実行させることができます。
以下に、カスタムコマンドの主な特徴と、設定しておくと便利なショートカット(コマンド例)を整理しました。
カスタムコマンドの主な特徴
カスタムコマンドを作成する際、Macに実行させることができるアクションは主に以下の5種類です。
- テキストを貼り付ける
住所、メールアドレス、定型文などを、一言で瞬時に入力できます。 - キーボードショートカットを押す
Command+C(コピー)のような単純なものから、3つ以上のキーを使う複雑なショートカットも音声に割り当てられます。 - 特定のアプリやファイルを開く
よく使うフォルダやアプリを声だけで起動できます。 - ショートカット(App)を実行する
Apple純正の「ショートカット」アプリで作成したワークフローを実行できます(これが最も強力です)。 - アプリケーションごとの制限
「保存」というコマンドを、アプリで別の動作にすることや特定のアプリを使用している時だけ有効にすることができます。
「音声コントロール」設定方法
音声コントロールは、音声入力のほかにMacを音声で操作できる機能です。これにより、マウスやキーボードを使わずにMacの操作を行えます。特に、手や指を使えない状況でも便利で、身体的な制約を持つユーザーにも大きな助けになります。
具体的には、「アプリを開く」「クリックする」「スクロールする」などのアクション操作を音声でおこなうことができます。
ただ、テキスト入力は音声で行うのは非常に効率化を図ることができますが、アクション操作を音声でおこなうことは、キーボードやマウスでやった方が素早くできることが多いので、どどここまで音声でやるかは見極めるべきです。
音声コントロールの設定方法
- Appleメニュー()> 「システム設定」> 「アクセシビリティ」> 「音声コントロール」> 「音声コントロール」をオンにする。
- 同じ画面で「言語」を「日本語(日本)」に選択
- 「マイク」を使っているマイクに選択
- 「ヒントを表示」をオン
- 「コマンドが認識されたときにサウンドを再生」をオン
- 「オーバーレイ」で「なし」を選択
- 「操作がなければオーバーレイをフェード」をオフ
- 「音声コントロールチュートリアル」の「チュートリアルを開く…」をクリック
- 「アシスティブボイスの改善」をオフ
- 「コマンド…」をクリック
既存のコマンド(基本ナビゲーション)をクリックすると使い方がわかります。
カスタムコマンドを作ってみてください。 - 「用語集…」使用しない。
以上はあくまで私の設定ですので、適時確認のうえ変更してください。
話した言葉が、Macに登録されている「正規のコマンド」と少し違っていたり、Macが「コマンドなのか、ただの独り言(テキスト入力)なのか」を迷ったりした時に、画面上に「もしかして、このコマンドのことですか?」と候補を表示してくれる機能です
画面上のクリック可能な場所や特定のエリアに、「番号」や「枠(グリッド)」を映像として重ねて表示する機能
| 設定値 | 画面の見た目 | 機能・特徴 |
|---|---|---|
| なし | 通常通り (何も表示されない) | 【基本はこれ】 必要な時だけ「番号を表示」などと言って表示させます。画面が一番見やすい状態です。 |
| 項目番号 | 数字のタグ (すべてのボタンの横に番号が出る) | 【効率重視】 「保存」などの名前を言う必要がなく、「5をクリック」のように番号だけで操作できます。コマンド名を覚える必要がありません。 |
| 項目名 はいはい | 名前のラベル (すべてのボタンの横にテキストが出る) | 【学習・確認用】 アイコンだけのボタンや、名前が不明なボタンに対して、**「Macが認識している正しい名称(話しかけるべき言葉)」**を表示します。 |
| 番号付き グリッド | マス目 (画面全体が分割される) | 【位置指定用】 ボタンがない場所をクリックしたり、ドラッグ&ドロップなどのマウス操作を細かく行いたい時に使います。 |
画面上に表示される音声コントロールのガイド(オーバーレイ)を、一定時間操作がない場合に自動的に薄く(フェード)表示させるための設定です。
音声でのMac操作(クリック、スクロール、文字入力など)を、実際に画面上で練習しながら覚えることができる対話型の学習ガイドです。
これは実際に操作することによって、「音声コントロール」の使い方をマスターすることができます。絶対にやったほうがいいですよ。
Appleがユーザーの匿名化された音声認識データを収集し、それを利用して音声コントロールの認識精度を向上させるためのオプション設定です。
オンにするとシステムで音声データを利用することになります。音声認識を改善するためにユーザーの発声が学習される一方で、プライバシーを懸念する場合は、オフにすることもできます。
特定の音声フレーズに対応づけられた特定の操作を実行させるための設定です。既存のコマンドとシステムコマンドがあります。
「音声コントロール」メニューアイコン
Macの画面右上にある「音声コントロール」メニューアイコンをクリックすると、次のようなメニューウインドウが開きます。

ここで重要なのは「モード」です。次のようなケースが発生したらモードを切り替えてください。
「コマンドを言ったつもりが文字が表示された。」
「文字入力したつもりがコマンド操作が行われた。」
音声コントロールの「モード」は、あなたの発話をテキスト入力として解釈するか、操作コマンドとして解釈するかをMacに指示するものです。このモードを切り替えることは、誤認識を防ぎ、作業効率を大幅に向上させるために非常に重要です。
音声コントロールの使い方
テキストを音声で入力するには、入力したいテキストボックスなどにカーソルを合わせて言葉を話します。
記号入力は次の記事を参照してください。理解しやすい言葉になっていますので」、問題なく覚えられると思います。
記号入力は「音声入力」も「音声コントロール」も同じだと思います。

「音声コントロール」コマンドの使い方
「音声コントロール」コマンドはボタンをクリックするなどのアクション操作です。「音声入力」にはない独自の機能になります。
まずは。「音声コントロール」の設定が完了していることを確認してください。
番号表示
“番号表示” と言うとアクティブウィンドウの各ボタンなどに番号が割り振られます。表示された番号を言うと、そのボタンなどが実行されます。
番号表示を消したい場合は”番号非表示” と言うとすべての番号が消えます。
最初から番号を表示したい場合は、音声コントロールの設定画面で「オーバーレイ」をオンにします。
グリッド表示
“グリッド表示” と言うと画面全体に番号が割り振られます。
続いて番号を言うとその部分が細かく分割されそこにさらに番号が割り振られます。
ボタンなどをクリックしたい場合はグリッド表示によってボタンを割り当てて、”<番号>クリック“と言えば音声でクリックすることができます。
テキストの編集
テキストの編集はアプリによっては、まだ動作が異なったり発生したりします誤変換が発生したりします。最初はメモアプリやテキストエディターで行ってください。
現実的にはキーボードやマウス操作で行った方が堅実です。
カーソルの移動
- “<文字列>の前(後)に移動“
- “3行前に移動”
- “2単語右に移動”
- “3文字左に移動”
- “最初に移動””コントロールの前に移動” と言うと「コントロール」が2つあるので、それぞれに番号が割り振られます。移動したい先の番号を言います。するとその番号の前にカーソルが移動します。
例文
「音声コントロールのコマンドを覚えるのは楽しい。
新しい発見がいくつもある。
必ず音声コントロールをマスターしてみんな話したい。」
テキストの選択
- “<文字列>を選択“
- “全体選択”
テキストの削除
- “<文字列>を削除”
テキストの修正
- “<文字列>を修正”
- 修正候補が表示されるので”<数字>”を言います。候補がなければ修正後の言葉を音声で入力します。
誤変換があった場合に使えます。
「を」を忘れると文字入力になってしまいます。
書式設定
- “<文字列>をボールドにする”
- “<文字列>にアンダーラインを引く”
遅延
音声コントロールを長時間利用すると、音声認識の履歴やキャッシュがメモリに蓄積していきます。Macのシステムリソースが徐々に圧迫されて、処理速度が低下します。
改善策(お勧め順)
- 音声コントロールの再起動(OFF→ON)
- 別のマイクに切り替え
- Macの再起動
- アクティビティモニタを開いて、「com.apple.SpeechRecognitionCore.speechrecognitiond」を終了または強制終了してみる。
Macで動いているアプリや裏側の処理(プロセス)を一覧で確認し、CPU・メモリ・ディスク・ネットワーク・バッテリー負荷などの原因を調べたり、必要に応じて終了/強制終了できるmacOS標準のユーティリティです。
「com.apple.SpeechRecognitionCore.speechrecognitiond」を終了または強制終了するには次の通りおこないます。
- Finderから次のとおり開きます。
アプリケーション → ユーティリティ → アクティビティモニタ - メモリー使用割合(%CPU)を大きい順に並べ替える
- 「com.apple.SpeechRecognitionCore.speechrecognitiond」があれば選択して、画面左上部に
- 「終了」か「強制終了」をクリック
FAQ(よくある質問)
まとめ
「音声コントロール」は、キーボード入力の限界を遥かに超える、革新的な高精度入力体験を提供してくれます。思考が途切れない継続入力、声だけの編集機能は、一度体験すれば手放せません。
しかし、正直に言いましょう。まだ完璧ではありません。アプリによっては動作が不安定だったり、長時間使用による遅延が発生したりすることもあります。特に複雑なアクション操作は、まだマウスやキーボードの方が速い場面もあります。
それでも私が使い続けるのは、思考を止めずに文章を生み出せる時間が圧倒的に増えたからです。完璧さを求め過ぎるとストレスになりますが、文字入力を助けてくれる相棒と考えると、一気に頼もしい存在になります。
すべてを任せる必要はありません。使えるところだけ使えばいいのです。まずは「音声コントロール」をオンにして、一文話してみてください。その小さな一歩が、あなたの作業スタイルを確実に変えてくれます。
